スペック

2016.03.25

2016年マン島TTレース参戦車両SPEC公開


神電 伍(SHINDEN GO)

■ 主要諸元
・車両名 : 神電 伍(SHINDEN GO)
・全長 / 全幅 / 全高(mm) : 2,125 / 680 / 1,130
・最低地上高(mm) : 130
・シート高(mm) : 810
・車両重量(kg) : 250
・タイヤ(前) : 120/70ZR17M/C (58W)
・タイヤ(後) : 200/55ZR17M/C (78W)
・フレーム : CFRP製モノコックフレーム
・モーター形式 : 油冷式三相ブラシレスモーター
・最高出力(kW[ps]) : 120[163.2]
・最大トルク(N・m[kgf・m]) : 210[21.4]
・バッテリー仕様 : ラミネート形 リチウムイオンバッテリー
・バッテリー出力電圧(V) : 370以上

チーム

2016.04.06

東京モーターサイクルショー TEAM 無限「神電 伍(SHINDEN GO)」マン島TTレース参戦発表会


3月25日(金) 14:45〜15:15
アトリウム特設ステージ

 昨年に引き続き、東京モーターサイクルショーの初日にアトリウム特設ステージにてマン島TTレース参戦車両発表会を行なった。
 発表会ではチーム体制、参戦ライダーの紹介とともに、フレームからパワーユニットや車体構成まで新設計となった神電伍を初お披露目するとあって、たくさんの報道関係者やファンの方々が舞台の前に集まった。
 アンベイルされ世界初の公開となった神電伍。屋内での発表会だが、ガソリンエンジンと違って電動バイクレーサーゆえにモーターを回すことが許され、昨年にも増してパワフルになったモーター音を披露した。
 ライダーは昨年、一昨年に引き続き、ジョン・マクギネス選手とブルース・アンスティ選手の二人を擁する。残念ながら来日は叶わなかったが、本国からのビデオメッセージで今年の抱負を語ってくれた。二人とも、連覇と記録更新を宣言するとともに、「新設計の神電伍に乗れることを楽しみにしている」と語った。
 監督の宮田からは神電伍の特徴や昨年の現地の参戦の様子、そして開発ライダーの宮城光氏からはテストの報告や電動バイクレーサーならではの特徴などを、日テレでモトGPの実況でもお馴染み寺島淳司アナウンサーの司会で語った。
フォトセッションでは、たくさんの報道関係者のカメラが並び、マン島TTレースへのチーム無限の参戦、そして世界最速の電動バイクレーサーの開発への注目の高さを感じさせた参戦発表会となった。

チーム

2016.03.25

2016年マン島TTレース参戦車両発表 2016年3月25日


無限(株式会社M-TEC 代表取締役:橋本 朋幸)は、本日、今年度マン島TTレースに参戦する新型 マシン「神電 伍(SHINDEN GO)」を発表させて頂きます。

本年のマシンは過去4年間の実戦で得たノウハウを基に、バッテリーシステムやモーター、フレーム等、全てを新開発致しました。
動力系はバッテリー、モーターの出力向上に合わせ、冷却性能を高めることで、更なる高出力化を実現しました。
車体は軽量化と剛性の向上及び、空力特性の向上を図るため、フレーム形状をスリムなモノコックフレームとし、フレーム内にバッテリーを収めました。また、運動性能の向上を狙い、大容量バッテリーの集中積載を実現するため、リアサスペンションは新開発のクロスリンクロッカー方式を採用致しました。

ライダーはマン島TTレース通算優勝回数23回、昨年のTT ゼロチャレンジクラスとシニアTTクラス優勝、更にマン島TTマウンテンコースのコースレコード(タイム17分03秒567、平均時速132.701mph=  213.516km/h)更新を達成したジョン・マクギネス選手と、昨年スーパーバイククラス優勝と、通算優勝回数10回を達成したブルース・アンスティ選手の2人を本年も継続して起用し、3連覇を目指します。

■参戦体制
チーム名 ゼッケン・ライダー マシン 代表 / 監督
TEAM 無限
(TEAM MUGEN)
ジョン・マクギネス
(John McGuinness)
神電 伍
(SHINDEN GO)
代表:勝間田 聡
(Satoshi Katsumata)
監督:宮田 明広
(Akihiro Miyata)
ブルース・アンスティ
(Bruce Anstey)

チーム

2016.01.28

2016年マン島TTレース 「TEAM 無限」参戦体制発表



無限(株式会社M-TEC 代表取締役:橋本 朋幸)は、2016年5月28日(土)〜6月10(金)にかけて、
マン島で行われる2016年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス※1へ「TEAM 無限」として今年も参戦いたします。

当社オリジナル電動バイクでのTTレースへの挑戦は、2012年から独自のプロジェクトとして若手エンジニアの育成と、新たな分野への開発を目的にスタートし、2014年、2015年共に自ら記録したTTゼロチャレンジクラスのコースレコードを更新し、2年連続の優勝と1-2フィニッシュを達成することが出来ました。

本年のマシンは過去4年間の実戦で得たノウハウを基に、全てを新開発した「神電 伍(SHINDEN GO)」を投入いたします。
ライダーはマン島TTレース通算優勝回数23回、昨年のTTゼロチャレンジクラスとシニアTTクラス優勝、更にマン島TTマウンテンコースのコースレコード(タイム17分03秒567、平均時速132.701mph=213.516km/h)更新を達成したジョン・マクギネス選手と、昨年スーパーバイククラス優勝と、通算優勝回数10回を達成したブルース・アンスティ選手の2人を本年も継続して起用し、3連覇を目指します。

なお、本年投入する「神電 伍(SHINDEN GO)」は2016年3月に東京ビッグサイトで開催される 東京モーターサイクルショー2016内で発表 ※2いたします。


■ 参戦体制

チーム名 ライダー マシン 代表 / 監督
TEAM 無限
(TEAM MUGEN)
ジョン・マクギネス
(John McGuinness)
神電 伍
(SHINDEN GO)
代表:勝間田 聡
(Satoshi Katsumata)
監督:宮田 明広
(Akihiro Miyata)
ブルース・アンスティ
(Bruce Anstey)

【TEAM 無限 TT ゼロチャレンジ リザルト 2012-2015】

年 / マシン名 John McGuinness Bruce Anstey
順位 平均速度(mph) タイム 順位 平均速度(mph) タイム
2012 / 神電 2 102.215
  22'08"850
- - -
2013 / 神電 貳 2 109.527
  20'40"133
- - -
2014 / 神電 参 1 117.366
R 19'17"300
2 115.048
  19'40"625
2015 / 神電 四 1 119.279
R 18'58"743
2 118.857
  19'02"785

※1 マン島TTレース(The Isle of Man Tourist Trophy Race) TT Zero Challenge
マン島TTレースはイギリスとアイルランドの間にある淡路島程度の大きさのマン島で、1907年から開催されている市街地、住宅地、山間部を含む1周約60kmの一般公道コースをタイムトライアル 形式で走行する、現存する世界最古の高速オートバイレースである。
第二次世界大戦終結後の1947年からは世界グランプリロードレース選手権として再開され、日本の二輪メーカーやライダー達が果敢にチャレンジしたことが、今日世界に大躍進した日本の二輪 産業のまさしく繁栄の基板となった。

TT Zero Challengeクラスはクリーンエネルギー時代の将来を見据えて2009年から新たにスタートしたカテゴリーで、CO2排出しないクリーンエミッション機構を動力に持つことが定められている。
一般的なレシプロエンジンでのレースクラスは1レースで3周から6周するところ、TT Zero Challengeクラスはバッテリー性能と容量の兼ね合いから、現在1周約60kmのみのレースとなっている。

レース日程(マン島現地時間) 日本時間との時差-8時間〈サマータイム〉
予選1回目2016年6月3日(金) 20:40〜(1LAP)
フリープラクティス2016年6月4日(土) 16:35〜(1LAP)
予選2回目2016年6月6日(月) 16:25〜(1LAP)
決勝2016年6月8日(水) 16:20〜(1LAP)


※2 「神電 伍(SHINDEN GO)」発表
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西展示棟 アトリウム特設ステージ
日時:2016年3月25日(金) 14:45〜15:15


■ライダープロフィール

ジョン・マクギネス選手
John McGuinness


生年月日月日:1972.4.16
出身地:Lancashir,England

1996年からマン島TTレースに参戦を始め、現在までに優勝回数23回、現役最多優勝回数記録保持者。
2012年からTEAM 無限とTT ゼロチャレンジクラスに参戦。
2014年と2015年はTTゼロチャレンジクラスで優勝。
2015年はシニアTTクラスでも優勝を飾り、コースレコードを更新。
TTマウンテンコースの現コースレコードホルダー。

【2015 TTレースリザルト】
TTゼロチャレンジクラス
1位
スーパーバイククラス
4位
スーパースポーツクラス レース1
7位
スーパースポーツクラス レース2
8位
スーパーストッククラス
8位
シニアTTクラス
1位

ブルース・アンスティ選手
Bruce Anstey


生年月日:1969.4.24
出身地:Wellington,New Zealand

1999年にマン島TTレースデビューし、これまでに10回優勝。
2014年スーパーバイククラスで平均時速132.298mphを記録し、現スーパーバイククラスのコースレコードホルダー。
2015年は同クラスで優勝を飾った。
2014年TTゼロチャレンジ クラスに「神電」で参戦し、2年連続で2位表彰台を獲得している。

【2015 TTレースリザルト】
TTゼロチャレンジクラス
2位
スーパーバイククラス
1位
スーパースポーツクラス レース1
2位
スーパースポーツクラス レース2
2位
スーパーストッククラス
9位
シニアTTクラス
8位

イベント

2016.07.06

神電 伍 フォーミュラE ロンドン大会 デモンストレーション走行


7月2日(土)、3日(日)にロンドンのバタシーパークで開催されたフォーミュラEロンドン大会で神電伍のデモンストレーション走行を行った。

レース会場となったバタシーパークはロンドンのほぼ中心地にある200エーカー(東京ドーム約17.5個分)ほどの広さの公園である。コースは簡易的に公園内に設置されたもので、通常のサーキットコースにくらべ路面状況は良くない。

突発的な雨で初日のデモンストレーション走行はキャンセルになってしまったが、その後は予定通りの走行を披露でき、ブルース・アンスティ選手のライディングで多くの観客を沸かせた。

また、走行時以外はパドックに隣接したエリアに併設するファン・イベント広場、eヴィレッジで神電伍の展示を行い、多くの来場者が神電伍を見るために無限ブースを訪れていた。今回のイベントでは一般の来場者以上にフォーミュラE関係者が神電伍に興味を持った様子で、搬入日には神電伍の周辺が関係者でごった返す一幕も見られた。

eヴィレッジでは展示以外にもファンが憧れのドライバーと触れ合う機会を設けたり、子供や年配の方でも楽しめるアトラクションがあったり、多くの来場者にフォーミュラE   や電動エネルギーの魅力を感じてもらうためのイベントが多数開催されていた。

【ブルース・アンスティ選手コメント】

残念ながら突発的な雨で初日のデモンストレーション走行はキャンセルされてしまいましたが、パレード走行や翌日のデモンストレーション走行では多くの観客の皆さんに神電伍を披露する事が出来ました。

途中観客がコース内に飛び出すようなハプニングもありましたが、バーンアウトなども試み、多くの観客の方々には走行を楽しんで頂けたと思います。

フォーミュラE公式サイト
http://fiaformulae.com/

レース

2016.06.30

神電 伍 【The Isle of Man TT】TT Zero 3連覇達成!


大会名:2016年 ISLE OF MAN TT RACES 2016
参戦クラス:TT Zero Challenge
距離:37.73mi(60.721km)×1周(37.73mi)
プラクティス1回目:6月3日(金) 晴れ・気温16℃
プラクティス2回目:6月4日(土) 晴れ・気温19℃
プラクティス3回目:6月6日(月) 晴れ・気温23℃
決勝:6月8日(水) 曇り時々晴れ ・ 気温21℃
無限神電伍、ブルース・アンスティ選手が優勝し3連覇達成!

5月28日(土)〜6月10日(金)、イギリス王室属領のマン島でマン島TTレース2016が開催された。TEAM無限は#1ジョン・マクギネスと#5ブルース・アンスティの二人のライダーを擁し、TT Zero クラスに新開発の「神電伍(SHINDEN GO)」で参戦した。レース前に行ったツインリンクもてぎでのテストやイギリスのキャッスルクムでのテストでもチームは順調な仕上がりを見せ、万全の体制でレースウィークを迎えた。

6月3日(金) 天候:晴れ 気温16℃
■プラクティス1回目

#1 ジョン・マクギネス 1位 19分20秒236 平均時速117.07mph(=187.312km/h)
#5 ブルース・アンスティ 2位 19分49秒641 平均時速114.18mph(=182.688km/h)

マン島らしからぬ好天、そしてマン島にしては気温の高い状況が続いているプラクティスウィークのなか、TT Zeroのプラクティス1回目の走行が行われた。TT Zeroのプラクティスは予選も兼ねた練習走行に なっており、合計3回行われる。TT Zeroの決勝出走条件は1周を完走することで、基本的にはゼッケン順のスタートとなる。

マン島は高緯度のため、この時期は午後10時近くまで昼間のように明るい。予定通り午後8時40分にまずは#1 ジョン・マクギネスがスタート。1台挟んで3番目に#5 ブルース・アンスティがスタートした。
#5 アンスティは前日、他クラスのプラクティスで転倒したが、TT Zeroの走行に影響は全く見せず、プラクティスを走り切った。TEAM無限の2台はトラブルなく1周を走り終え、トップ2を独占した。

プラクティス1回目を走ったのは他に#6 ウィリアム・ダンロップ、#9 ジェームス・コートン、#11 ティモシー・モノの3台で、全車完走を果たした。

【TT Zero プラクティス1回目リザルト】

順位No.ライダーチームタイム平均時速(mph)
ジョン・マクギネスTEAM無限19’20”236117.07
ブルース・アンスティTEAM無限19’49”641114.18
ウィリアム・ダンロップビクトリー20’03”630112.85
ジェームス・コートンブルーネル大学24’00”47394.29
11ティモシー・モノTMR30’43”06773.70
エントリー14台 出走5台 完走5台

6月4日(土) 天候晴れ 気温19℃
■プラクティス2回目

前日に引き続き4日土曜日も良い天気となった。TT Zeroのプラクティスは、スーパーバイクとサイドカーの決勝レース後、スーパースポーツ、ライトウェイト、スーパーストックの3クラスのプラクティスを挟み、午後4時58分から始まる予定だった。しかし、サイドカーとスーパーストックで大事故があり、スケジュールの都合でTT Zeroのプラクティス2回目は中止された。この結果、チームは数少ない走行機会を1回失うこととなった。

6月6日(月) 天候:晴れ 気温23℃
■プラクティス3回目

#1 ジョン・マクギネス 1位 19分04秒307 平均時速118.70mph(=189.92km/h)
#5 ブルース・アンスティ 2位 19分28秒000平均時速116.29mph(=186.064km/h)

週が明けた6日月曜日、決勝レース前の最後の走行となるプラクティス3回目が行われた。
前週のプラクティスウィークから好天が続き、気温はついに23℃にまで上昇。日差しが強いため、体感では夏の陽気を感じる気候だ。

TT Zeroのプラクティスは、当初の開始予定時刻から度重なる変更があった後、午後4時24分に開始された。直前までタイムスケジュールが頻繁に変わるのもマン島TTレースならではだ。

先頭でスタートしたのは#1 マクギネス。3台挟んで5番目に#5 アンスティがスタートした。
#1 マクギネスは好調を維持し、プラクティス1回目の19分20秒236からタイムアップし、19分04秒 307で予選1位となった。#5 アンスティもタイムを上げ、TEAM無限は1位、2位で予選を通過した。 プラクティス3回目を走ったのは他に#6 ダンロップ、#8マシソン、#9 ベンター、#11モノの4台で、全車完走した。

【TT Zero プラクティス3回目リザルト】

順位No.ライダーチームタイム平均時速(mph)
ジョン・マクギネスTEAM無限19’04”307118.70
ブルース・アンスティTEAM無限19’28”000116.29
ウィリアム・ダンロップビクトリー19’36”630115.43
デイリー・マシソンノッティンガム大学23’06”30097.98
アラン・ベンターブルーネル大学25’50”82187.58
11ティモシー・モノTMR31’21”89272.18
エントリー14台 出走6台 完走6台

6月8日(水) 天候:晴れ 気温21℃
■決勝

#5 ブルース・アンスティ 1位  19分07秒043 平均時速118.416mph(=190.572km/h)
#1 ジョン・マクギネス 4位  23分50秒538 平均時速94.949mph(=152.806km/h)

プラクティス3回目から1日置いた8日水曜日、TT Zeroの決勝が行われた。天候はほぼ晴天。
電動レーサーはバッテリーやモーターなど、電装部品の温度管理が重要な要素となるが、マン島は例年にも増して高い気温が続き、難しいコンディションとなった。

午後4時10分、予定より15分ほど早く決勝レースがスタートした。スタート直後から#1 マクギネスがレースをリード。2番手に#5 アンスティ、3番手に#6 ダンロップというオーダーとなった。
#1 マクギネスは昨年TEAM無限で自身が記録したラップレコードを上回るハイペースで走行を続け、平均時速120mph越えが十分期待できる走りを見せた。チームメイトの#5 アンスティも数秒差でその後を追う。3位の#6 ダンロップは、一時、#5 アンスティに僅か数秒というところまで迫り、3台による激しいトップ争いが続いた。

しかしレース中盤、トップを快走する#1 マクギネスに突如不運が襲った。走行中にエマージェンシーストップボタンが誤作動するというトラブルが発生し、マシンが突然止まってしまったのだ。重大なトラブルではなかったため、その後レースには復帰出来たが、このトラブルにより#1 マクギネスのポジションは大きく後退した。

#1 マクギネスの後退により、#5 アンスティが代わってトップに立つ。その後に#6 ダンロップ、#8 マシソンと続く。#5 アンスティはチームメイトの#1 マクギネスのマシンが止まっている状況を確認し、同じマシンに乗る自分にもトラブルが起こるかもしれないと判断、僅かにペースを落として確実にゴールするための作戦に切り替えて走行を続けた。

グランドスタンドでは#1 マクギネスが後退したらしいというアナウンスがラジオの実況放送で流れ、観客席がどよめいた。TTレースはサーキットレースとは異なり、トランスポンダーが刻むセクタータイムの数字と、コース途中に設けられたラジオの実況ブースからの情報しか状況を把握する術がない。そんな状況のなか、更にプラクティスから続く#5 アンスティのトランスポンダーの不調でセクタータイムが表示されず、チームには一層の不安が広まった。

スタートから17分を過ぎた頃、空撮用のヘリコプターと共に2番手スタートの#5 アンスティがメインストレートに姿を現した。大勢の観客が見守る中、電動レーサー特有の走行音を響かせながら#5 アンスティがそのままトップでゴールし、TEAM無限が3連覇を達成した。2位に#6 ダンロップ、3位に#8 マシソンが入り、#1 マクギネスはレース復帰後、ハイペースで走行を続け4位でチェッカーを受けた。

【TT Zero 決勝リザルト】

順位No.ライダーチームタイム平均時速(mph)
ブルース・アンスティTEAM無限19’07”043118.416
ウィリアム・ダンロップビクトリー19’32”504115.844
デイリー・マシソンノッティンガム大学22’39”86499.884
ジョン・マクギネスTEAM無限23’50”53894.949
アラン・ベンターブルーネル大学23’55”38394.628
エントリー14台 出走7台 完走5台
ベストラップ:ブルース・アンスティ 無限神電伍 TEAM無限 19’07”043 平均時速118.416mph

【#5 ブルース・アンスティ コメント】
とても良いレースとなりました。神電伍の仕上がりもよく、トップでゴールすることができました。
途中、ジョンのマシンが壊れて止まったのを見て、何が起きたのかわからないけど、同じことが起きない ように攻めて走るのをやめ、ちょっとペースを落とし、確実にフィニッシュすることを目指しました。
表彰台にジョンがいなかったのは残念でしたが、再び無限とともにポディウムに立つことができて幸せです。

【宮田監督 コメント】
みなさん応援どうもありがとうございました。
ブルースが優勝、ジョンが4位ということで、記録としては去年を上回ることができませんでしたが、3連覇出来たのは大きな収穫になりました。今年の車両を満を持してレースに持ち込みましたが、結果的に去年の記録を越えられなかったことが残念です。
ジョンのマシンにトラブルが起き、それを見たブルースは、何としてでも勝つ、ということを選択してくれて、マージンをもって走ってくれたことが3連覇につながりました。ブルースの判断は正しかったと思います。

ブルースが優勝してくれたことは非常に喜ばしく、嬉しいと思う反面、ジョンに対しては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。プラクティスから好調で決勝でも十分優勝と記録更新を狙えるペースで走行していましたが、予想外のマシントラブルで順位を落としてしまいました。

今後の計画は決まっておりませんが、記録を更新できなかったということは悔いが残っている部分です。今年もいろいろ課題が見えました。すべてを新しくした分だけ、課題も多かったのかなと思いますが、そういうところを磨いていけば、記録は確実に更新できると思います。

次のチャンスがあれば、もっと技術力を上げて神電のレベルアップを図り、また優勝、そして記録更新を目指していきたいと思います。

TEAM無限神電公式サイト
http://www.mugen-power.com/shindenproject/

マン島TTレース公式サイト
http://www.iomtt.com/

レース

2016.06.09

神電 伍 【The Isle of Man TT】TT Zero決勝レース 6月8日


【The Isle of Man TT】TT Zero決勝レース
『無限神電伍、アンスティ選手優勝し3連覇!』

2016年6月8日水曜日 現地時間 16時10分〜 1周(60.7km)
天候:曇り時々晴れ、気温21度

1位 #5 ブルース・アンスティ選手 ラップタイム 19分07秒043 平均時速 118.416mph (=189.466km/h)
4位 #1 ジョン・マクギネス選手 ラップタイム 23分50秒538 平均時速 94.949mph (=151.918km/h)

 朝方の霧のために、スケジュールが二転三転したTT Zero決勝日。結局レースは16時10分にスタートした。
 途中までレースをリードしたのはジョン・マクギネス選手。2番手にブルース・アンスティ選手、3番手にウイリアム・ダンロップ選手というオーダーだったが、コース中盤でマクギネス選手が後退。アンスティ選手がトップに立った。
 そのままアンスティ選手がトップでゴールし優勝。2年連続で2位となっていたブルース選手にとってTT Zeroでは初優勝。TEAM無限としては3連勝を飾ることができた。
 なお、マクギネス選手の#1号車はコース途中でキルスイッチの誤作動が発生し、3分以上止まったというが、その後復帰。4位でチェッカーを受けた。

【TT Zero 決勝リザルト】

順位 ゼッケン ライダー マシン チーム名 タイム 平均時速 入賞
1位 5 ブルース・アンスティ 無限神電伍 TEAM無限 19分07秒043 118.416 シルバー
2位 6 ウイリアム・ダンロップ   ビクトリー 19分32秒504 115.844 シルバー
3位 8 デイリー・マシソン   ノッティンガム大学 22分39秒864 99.884 シルバー
4位 1 ジョン・マクギネス 無限神電伍 TEAM無限 23分50秒538 94.949  
5位 9 アラン・ベンター   ブルーネル大学 23分55秒383 94.628  

レース

2016.06.07

神電 伍 【The Isle of Man TT】プラクティス3回目 6月6日


【The Isle of Man TT】
2016年6月6日月曜日 現地時間16時24分〜 1周

天候:晴れ、気温:23度

#1 ジョン・マクギネス選手 ラップタイム 19分04秒307 平均時速 118.70mph (=189.92km/h)
#5 ブルース・アンスティ選手 ラップタイム 19分28秒000 平均時速 116.29mph (=186.064km/h)

土曜日のプラクティスが中止となり、今日のプラクティスが決勝レース前、最後の走行となった。
プラクティスウィークから好天が続き、気温はついに23度にまで上昇。緯度が高く日差しが強いため、体感では夏の陽気を感じる気候だ。
TT Zeroクラスのプラクティスは当初の16時28分開始予定から、16時10分に変更になった。その後、16時25分スタートに再び変更になったが、ほんの10分前に16時24分に変更された。このように、直前までタイムスケジュールが頻繁に変わるのもマン島TTレースならでは。ライダーだけでなくメカニックもエンジニアも、時間変更に臨機応変に対応しなければならない。

先頭でスタートしたのは#1 ジョン・マクギネス選手。3台はさんで5番目にブルース・アンスティ選手がスタートした。
プラクティスを走ったのはほかに、#8 デイリー・マシソン(ノッティンガム大学/イギリス)、)、#11 ティモシー・モノ(TMR/フランス)、#9 アラン・ベンター選手(ブルーネルレーシングTT Zero/イギリス)、#6 ウイリアム・ダンロップ選手(ビクトリー/アメリカ)の全6台で、全車ともに完走した。
前回出走しなかったイギリスのノッティンガム大学も出走した。残念ながらベルギーのサロリアは出走しなかった。
ジョン・マクギネス選手は好調を維持し、プラクティス初回の117マイルからタイムアップし、118マイルで予選1位となった。また、ブルース・アンスティ選手もタイムを上げ、チーム無限は1位、2位で予選を通過した。
TT Zeroクラスの予選通過条件は、プラクティスを1周完走することとなっており、グリッド順はゼッケン順のスタートとなる。
決勝レースは現地時間 6月8日水曜日16時25分(日本時間 6月9日木曜日0時25分)からの予定で1周で争われる。


2016年6月6日(月)TT Zero リザルト

順位 ゼッケン 選手名 チーム名 ラップタイム 平均スピード(マイル)
1 #1 ジョン・マクギネス TEAM無限 19:04.307 118.70
2 #5 ブルース・アンスティ TEAM無限 19:28.000 116.29
3 #6 ウイリアム・ダンロップ VICTRY 19:36.630 115.43
4 #8 デイリー・マシソン University of Nottingham 23:06.300 97.98
5 #9 アラン・ベンター Brunel University 25:50.821 87.58
6 #11 ティモシー・モネ TMR 31:21.892 72.18

●宮田監督コメント
今回、予選が1回なくなってしまったということで、これが最後の確認だったんですが、記録的に納得行かない部分も多少あります。気象などのコンディションも含めてなかなか難しいレースだなと改めて思いました。
ただ、ライダーのほうは乗り味の感触も悪くないと言ってますし、貴重な最後のデータを取ることもできました。決勝に向けてあとひと絞り、ライダーもわれわれも出しきって終わりたいと思います。
ビクトリーのほうもわれわれの後ろに迫ってきていますので、油断することなく決勝にのぞみたいと思います。

●決勝
現地時間 6月8日水曜日16時25分
日本時間 6月9日木曜日0時25分

マン島TTレース公式サイト
http://www.iomtt.com/

レース

2016.06.07

神電 伍 【The Isle of Man TT】プラクティス2回目 6月4日


【The Isle of Man TT】
2016年6月4日土曜日 プラクティス2回目

<他のクラスのプラクティスで事故がありスケジュールの関係で中止>
天候:晴れ、気温19度

マン島TTレース、最初の決勝レースTTスーパーバイクが行われる今日も引き続き良い天気となった。
TT Zeroクラスのプラクティスは、TTスーパーバイク決勝レース、TTサイドカー決勝レース、二輪のプラクティス走行のあと16時58分から始まる予定だった。しかし、サイドカーと二輪のプラクティスでそれぞれ事故があり、スケジュールの関係で本日のTT Zeroのプラクティスは中止となった。

次のプラクティス走行予定は、現地時間 6月6日月曜日16時28分(日本時間 6月7日火曜日午前0時28分)、TT Zero決勝は、現地時間 6月8日水曜日16時25分(日本時間6月9日木曜日午前0時25分)の予定。

レース

2016.06.07

神電 伍 【The Isle of Man TT】プラクティス1回目 6月3日


【The Isle of Man TT】
2016年6月3日金曜日 現地時間20時40分〜 1周

天候:晴れ、気温:16度

#1 ジョン・マクギネス選手 ラップタイム 19分20秒236 平均時速 117.07mph (=187.312km/h)
#5 ブルース・アンスティ選手 ラップタイム 19分49秒641 平均時速 114.18mph (=182.688km/h)

マン島らしからぬ好天、そしてマン島にしては気温の高い状況が続いているプラクティスウイーク。気温17度前後のTT Zeroクラスのプラクティス第一回目走行が終了した。
予定通り20時40分に、まずは#1 ジョン・マクギネス選手スタートがスタート。1台はさんで3番目にブルース・アンスティ選手がスタートした。
プラクティスを走ったのはほかに、#9ジェイムズ・コートン選手(ブルーネルレーシングTT Zero/イギリス)、#6ウイリアム・ダンロップ選手(ビクトリー/アメリカ)、#11ティモシー・モノ(TMR/フランス)の全5台で、全車ともに完走した。
ベルギーのサロリアは残念ながら今日は出走していない。

アンスティ選手は昨日のプラクティスで転倒しましたが走行に影響なく、今日のプラクティスを走り切った。
チーム無限の2台はトラブルなく1周を終え、トップ2を独占した。


2016年6月3日(金)TT Zero リザルト

順位 ゼッケン 選手名 ラップタイム 平均スピード(マイル)
1 #1 ジョン・マクギネス 19:20.236 117.07
2 #5 ブルース・アンスティ 19:49.641 114.18
3 #6 ウイリアム・ダンロップ 20:03.630 112.85
4 #9 ジェームズ・コートン 24:00.473 94.29
5 #11 ティモシー・モネ 30:43.067 73.70

●宮田監督コメント
ここ2年ブルースにトラブルが発生するのが初回のプラクティスだったんですけど、2台ともきっちり走り切れたのはよかったです。
ライダーのコメントも、キャッスルクムのテストから引き続き非常に好調で、フィーリングがいいということで、われわれの狙い通りマシンを作れたのかなと。
でも、まずここで様子を見て、これから徐々にセッティング、とくにエネルギーマネジメントの方をさらに詰めていって、決勝に向けてタイムアップしていきたいと思います。
まだまだやることはありますんで、明日に向けて気を引き締めて準備を進めていきたいと思います。ライダーのコメントも、キャッスルクムのテストから引き続き非常に好調で、フィーリングがいいということで、われわれの狙い通りマシンを作れたのかなと。
でも、まずここで様子を見て、これから徐々にセッティング、とくにエネルギーマネジメントの方をさらに詰めていって、決勝に向けてタイムアップしていきたいと思います。
まだまだやることはありますんで、明日に向けて気を引き締めて準備を進めていきたいと思います。

テスト

2016.05.31

神電 伍 イギリステスト2回目 5月25日


【Isle of Man TT】
2016年5月25日(水)

天候 曇り

イギリス国内テスト第2日目
キャッスルクム・サーキット

気温14度
路面温度18度

マン島TTウイーク直前、最後のイギリス国内テストを曇天のなかキャッスルクム・サーキットで行なった。
TTウイーク前の忙しいさなか、再びジョン・マクギネス、ブルース・アンスティ両選手は数百キロの道のりを駆け付けてくれ、最後のテスト走行に挑んだ。
サーキットはこの日、トラックディ(サーキット走行会)が行われており、走行会参加者や両選手のファンたちが興味津々で神電伍のテストを見守っていた。
また、近所のエンジニアスクールの学生たちがパドック見学に訪れ、電動かつカーボンモノコックフレームという世界で類を見ない構造の神電伍の説明を興味深く聞いていた。
テスト第一日目の結果を踏まえ、昨日のメンテナンスデーはセッティングの変更やメンテナンスを行ない、走行準備は万端。第2日目のテストも、細かくラップを刻みながらサスペンション、パワーマネジメント系の調整や走行データの蓄積を進めた。
二日間のイギリス国内テストは天候に恵まれ、またトラブルなく順調にテストメニューをこなすことができた。
このあとチームは無限ユーロに戻ってマシンのメンテナンスを行ない、5月29日にフェリーでマン島に渡る。

宮田監督のコメント

キャッスルクムの初日のテストでセットアップはかなり進められたんですが、フロントサスペンションの挙動に関して、さらに良い仕様に持って行くことができました。

結果的にはタイムも出ましたし、彼らの満足のいく状態にセッティングを進められたかなと。マン島に向けて十分準備できたと思います。

あとは、パワーマネジメント系のテストで出力を上げていく仕様のテストも行ないました。温度とのかねあいがありますが、いいデータ取りができました。比較データを取るのが重要なテストなんですが、ようやくここまで来たかなと。

ライバルたち、ビクトリー(アメリカ)もサロリア(ベルギー)も相当レベルを上げてきてると聞いてますので、私たちも高いレベルでスタートさせたいと思います。
期待していただければと思います。

これから無限ユーロのファクトリーに戻って最後の車体のメンテナンスを行ない、マン島に向けての最後の準備をいろいろ行ないます。

マクギネス選手のコメント

キャッスルクムのテストの前にツインリンクもてぎでテストすることができたわけですが、とても良いテストとなりました。
キャッスルクムはもてぎとは全く違うタイプのサーキットで、異なるシチュエーションでテストすることができ、マン島に向けてよいテストとなりました。

バイクは上々で、リアサスペンションを中心にさまざまな仕様を試しました。
ブルース選手も自信ありそうな雰囲気ですね。
次はマン島のコースを走るのが楽しみです。

ブルース選手のコメント

2日間良いテストができました。
サスペンションのテストをいろいろやりましたが、2日目はさらに良くなっていきました。TTに向けて有意義なテストになったと思います。

足首の怪我もだいぶ癒えてきましたが、なんといっても神電はブレーキもサスペンションもよく、パワーも普通のバイク(エンジンバイク)に感覚が似ているので、運転のフィーリングはいいですよ。

テスト

2016.05.25

神電 伍 イギリステスト1回目 5月23日


【Isle of Man TT】
2016年5月23日(月) イギリス国内テスト・キャッスルクム

気温13度〜17度

路面温度20度〜23度

日本国内テストを経て海を渡った神電伍。今週末から始まるマン島TTレースウイーク直前の今日から、イギリス国内テストをコッツウォルズに近いキャッスルクム・サーキットで行った。

イギリスにしては穏やかな天候が続くと予報されていた週明け、予報通り好天に恵まれての幕開けとなった。

昨年のシニアTTの覇者でもあるジョン・マクギネス選手のコンディションは上々とのこと。また、ブルース・アンスティ選手は先日北アイルランドで開催された公道レース・ノースウエスト200で足を負傷したが、走行には支障ないとのことだった。

走行は午後1時から始まり、まずはマシンの感触を確かめるべく、ラップを重ねていった。

バッテリー充電のインターバルを経て、2本目の走行は午後5時30分から。イギリスは緯度が高く、またサマータイムに入っているため、この時間でも日が高く気温も下がってはおらず、絶好の路面コンディションで2本目のテストを終えることができた。

次のテストは1日おいて水曜日に行なう。この間、マクギネス選手はマン島にいったん渡り、ブルース選手もTT参戦準備のため数百キロの道のりを走って自宅に戻るという。

チームは明日、マシンのメンテナンスをして水曜日、マン島TTレース前の最後のテスト走行に備える。

宮田監督のコメント

ライダー二人がよく知っているキャッスルクム・サーキットでの神電のテストとなりますので、日本国内でのテストと違って、このサーキットのクセをわかった上で、マン島に近い状態での車体の挙動、パワートレイン系、あとはこのサーキットは最高速もけっこう出ますのでエアロ系のテストもでき、メニュー通りのテストをこなすことができました。

こちらが期待していた通りの走行データもとれましたし、彼ら自身もセットアップの細かい部分でのリクエストを詰めていくことができましたので、マン島に向けて順調にテストを進められたのではないかと思います。

テスト

2016.05.23

神電伍 国内テスト最終日 4月25日


【Isle of Man TT】
2016年4月25日(月)ツインリンクもてぎ・オーバルコース

気温・20度前後

国内テスト最終日

すべて新型となった神電伍、国内最終テストはツインリンクもてぎのオーバルコースで行った。
3月からテストを始め、ここまで大きなトラブルもなくテストメニューを消化してきたが、一周60キロで直線距離の長いマン島TTコースに対応するため、最高速付近でのテストはたいへん重要なものとなる。
幸い、この日も好天に恵まれ、テストライダーの宮城光氏は順調にテストメニューをこなしていった。

この日で国内テストはすべて終了し、神電伍はイギリスに向けてパッキングされる。

次回のテストはTTウイーク直前にイギリスのキャッスルクムで行う。

テスト

2016.05.23

神電伍 ライダー来日テスト3日目 4月21日


【Isle of Man TT】
2016年4月21日(木)ツインリンクもてぎ

気温・15度前後

ライダー来日テスト3日目

昼から本降りというあいにくの天気予報だったが、朝1本目のセッションは天気が持ちこたえ、ライダー来日テスト最終日も無事走らせることができた。

最終日もまたパワーマネジメント関係を中心に、細かく周回を重ねていった。

来日中はすべてテスト走行日となり、来日したライダー二人にとってはきつい日程となったが、疲れも見せずエンジニアとコミュニケーションをとりながらテストを終えることができた。

マン島TTレースまで残りわずか。このあと、ツインリンクもてぎのオーバルで国内最終テスト、TT直前にはイギリスのキャッスルクムサーキットでテストを行ないマン島現地へと向かう予定だ。

●宮田監督コメント

三日間のテストを通して、そもそもの目的であるライダーに神電伍を知っていただくということに関しては合格点です。
そのなかで、ブレーキやサスペンション、バッテリーマネージメントなどに課題や宿題もありますけど、いいところも見つかったので良いテストになったと思います。

次はオーバルでの最高速テスト、そしてUKのテストに向けて最後の仕上げを頑張ります。

●宮城光テストライダーのコメント

今回はクルマが今シーズン変わっていますから、二人のライダーがそれをどんな風に感じるのか注目していましたが、おおむね良好で、ジョンさんは明日決勝を走れと言われても走れるくらい気に入っていると。逆にセットを変えないでくれ、というくらいだったんで。
例年言ってますけど、やはりベースセットがたいへんいいのかなと改めて思いました。
パワーデリバリー関係に関しては来週もう一回詰めるチャンスがあるので、ギリギリまで追い込んでいって、このバイクは速いなって思いながら走れるバイクになれればいいなと思っています。
とはいえ、ライバル勢もどこまで来てるかわかりませんので、あとはスタッフの現場力を結集して頑張ってきて欲しいと思います。決勝を楽しみにしたいと思います。

テスト

2016.05.23

神電伍 ライダー来日テスト2日目 4月20日


【Isle of Man TT】
2016年4月20日(水)ツインリンクもてぎ

気温・午前15度前後、午後12度前後

ライダー来日テスト2日目

本来、来日テスト中日は休息日の予定だったが、前日のテスト後半、降雨で予定していたテストメニューがこなせなかったため、急遽、テスト走行が追加された。

前日に雨を降らせた雲はすっかりなくなり、朝から晴天に恵まれた。4月とはいえさほど気温は上がらず、マン島を想定したテストとしては絶好のテスト日和となった。

ライダー二人は朝から疲れを見せず、前日に引き続き、出力特性、サスペンション、タイヤ、ブレーキなどを様々な条件下を想定してテストメニューをこなしていった。

午後の走行に向けて充電する合間には、神電の国内テストライダーでホンダコレクションホールのテストライダー&ドライバーでもある宮城光氏とともに、コレクションホールの展示を見学。両選手ともに興味津々で歴代モデルに見入っていた。

午後の走行は日がかなり傾いた5時過ぎからのセッションとなり気温もぐっと下がったが、マン島TTレースのプラクティス&クオリファイは夜6時から9時に行われるため、気温や日差しともに現地に近い状況でテストをすることができた。

●宮田監督コメント

今日は必要なメニューを消化することができました。
バッテリーの温度を正確に慎重に評価するために、変化量を見るためのテストをしました。
ライダーも正確に走ってくれて、貴重なデータを得ることができました。
次はオーバルで最高速のテストなどあるんですけど、まだまだブレーキングなどやりたいことがあるので、明日のテストも含め、国内テストできっちり締めていきたいと思います。

●ジョン・マクギネス選手のコメント

今日は路面はドライ、天気も良くテストすることができました。
タイヤやサスを変えたりしながらたくさんのラップを重ねることができ、本当に楽しんで走ることができました。
ブルースも日本でのテストの経験を楽しんでいると思います。

ふつう、イギリスでは朝寒くて午後は暖かくなるのに今日は逆でしたね。
トリッキーなコンディションでしたけど、マン島も天気はころころ変わるので、よくあることだよね。

●ブルース・アンスティ選手のコメント

今日もよいテストになりました。
新しいタイヤで、サスペンションを変えたりして走りましたが、とても良い感触でした。
最後の方のラップでは少しハードに走ってみましたけど、それに良く応えてくれるマシンだと感じました。

テスト

2016.05.23

神電伍 ライダー来日テスト1日目 4月19日


【Isle of Man TT】
2016年4月19日(火)ツインリンクもてぎ

気温15度前後

ライダー来日テスト1日目

神電四から大幅に進化した神電伍をテストするため、ジョン・マクギネス選手はイギリスから、そしてブルース・アンスティ選手は母国ニュージーランドから来日しテストを敢行した。

二人は、日本に到着した昨晩さっそくツインリンクもてぎ入りし、マシンのポジションなどをチェック。初対面となる神電伍に、両選手とも好感触の様子だった。

明けて本日4月19日。快晴の天気に恵まれ、朝8時からのセッションが始まった。
ブルース選手はツインリンクもてぎを走るのはこれが初めて。モトGPが開催されるサーキットでのテストとあって、朝から楽しみで仕方ないという様子だった。

最初のセッションでは、ポジション、サスペンションのセッティング、出力系などの確認を細かく行ない、午前中のセッションを無事に終えた。

今回はメディア向けに公開テストとして行われ、午後からのセッションに備えてマシンを充電する合間に、両選手は新聞社や四輪・二輪などの各メディアの取材対応を受けた。

午後からの走行はあいにく雨模様となってしまったため、早めに切り上げることとなった。

●宮田監督コメント

ライダーが来日して神電伍に初めて乗ってもらったわけですが、ジョンもブルースも
最初のチェックランで走って、降りてきて第一声が「よくなってるね」、「フィーリングがいいね」と言ってもらえたので、われわれがやってきたことが間違っていなかったということが分かったのかなと。
ただ、向こうのサーキットでしかわからないことはありますし、彼らからこうしてほしい、ああしてほしいというリクエストはありますので、一個ずつこなしていかなきゃいけないなと思っています。
今日は天候に左右されましたが、それでも午前中きっちり走れたのでよかったです。

●ブルース・アンスティ選手のコメント

新型になった神電、とてもよかったです。フィーリングがとてもよく、レースバイクとして仕上がってきたなと感じました。新型に乗れて幸せです。
モトGPが開催されているもてぎを走るのは初めてだったけど、とても楽しめました。第1コーナーのハードブレーキングなんか好きですよ。

●ジョン・マクギネス選手のコメント

最初に乗ったフィーリングからしてとてもよかったです。
エンジン(モーター)はよりスムーズでパワフルになっているし、車体はリア側が細くなってより扱いやすくなりました。
新しいリアサスペンションはとてもリニアなフィーリングだし、新しいブレーキもよりパワフルで、もてぎという大きなモトGPのサーキットですけど、明日はよりエキサイティングな走りができそうで楽しみです。

テスト

2016.04.24

神電テスト3回目4月12日


場所:袖ヶ浦フォレストレースウエイ

天候:晴 気温:12度前後

国内テスト3回目も袖ヶ浦フォレストレースウエイで敢行した。
電動バイクレーサーは温度管理がシビアで気温に左右されやすいが、この日は4月にしては気温が低く、マン島現地の気候に近い状況でテストを行うことができた。

今年もジョン・マクギネス選手、ブルース・アンスティ選手の2台体制で参戦するため、今回のテストは宮城光テストライダーのライディングによりアンスティ選手のマシンのシェイクダウンを主な目的で行なった。
また前回までのテストの結果を踏まえて、若干の仕様変更した部分の確認と、本番用のカウルをつけての初の走行となりエアロダイナミクスの確認を行ない、着実に本番に備えてマシンを仕上げていく段階となった。

宮田監督のコメント

今日のテストの目的は2号車(ブルース・アンスティ選手の車両)のシェイクダウンです。この車両はバッテリー、モーターともにブルース選手仕様になっています。
カウルは今年仕様を初めて装着したので、フィッティングがうまくいているかの確認やエアロダイナミクスのチェックなど細かいところまでテストしました。
電動バイクも年々高出力化しているので、熱や駆動系の問題が発生しやすいのですが、それらの対策の確認も行いました。
次回は、国内テストでは一番大きなテストとなりますが、それに向けて準備が整いました。
次回のライダー来日テストで初めて神電伍に乗ってもらいますが、今までの車両と違う味付けにしているので、彼らにどんなコメントをもらえるか楽しみです。

宮城光テストライダーのコメント

バッテリーをフルパワー設定の走行でテストしました。また、新しいカウルが着いたので、走行性能を見たのですが、違和感なく乗りやすかったです。
前回から仕様変更した部分は、距離的にもスピード的にも十二分の性能であることを確認しました。


テスト

2016.04.01

神電テスト2回目3月16日


3月16日(水)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ 前回の筑波サーキット1000でのシェイクダウンを踏まえ、第2回目のテストは本番のマン島TTマウンテンコースを想定して、近い低速コーナーから高速コーナーまでバランス良くレイアウトされている袖ヶ浦フォレストレースウェイにてテストを敢行した。
日中の最高気温は12度程度で3月にしては低い気温ではあったが、これはマン島TTレース決勝時の気温に近いもの。本番を想定したテストとしてはまずまずのコンディションでテストを行なうことができた。
今回のテストでは、サスペンションのセッティング等を中心に、バッテリーやモーターの作動など、様々なメニューをこなしていった。

宮田明広監督のコメント

今日のテストではレーシングスピードに近い状況で走れたので、パワートレイン、サスペンションなど車体のテストメニューとしては、80%くらいはこなせました。残りの20%は、もうちょっと走行したかったというのもありますし、方向性を見極めなきゃいけない部分もあります。今後のメニューで積極的に消化していかなければいけないのではないかと。
今回は残念ながらマイナートラブルが出ましたが、このあとさらにスピードを上げてレベルの高いテストになっていきますから、徐々に仕上げの段階に入っていく上で信頼性も上げて、ノートラブルでテストを消化していきたいです。万全の体制でUKのライダーを迎えて、来月の来日テストを進めていきたいと思います。

宮城光テストライダーのコメント

今日はロードコースでサスペンションのテストを中心にテストを行なったんですけれども、新しい仕様が見つかりましたんで、また一つ前に進められたかなと思います。
最後のセッションではフルパワーをかけて走りましたけど、これはなかなか速かったですね。いよいよトラクションコントロールが欲しいと思いましたね

テスト

2016.03.25

神電テスト1回目3月8日

3月8日(火)
場所:筑波サーキット コース1000
筑波サーキットで神電伍のシェイクダウンテストを行った。いよいよ今年もマン島TTレースに向けて始動する。
前日の雨で路面は少し濡れていたがテストを始める頃には完全に乾き、暖かな気温で絶好のコンディションとなった。
今回のテストはオフシーズンに新しく開発してきたパーツを組み込んで動作を確認することがメインだ。
テストは少し走っては確認を繰り返しながら周回数を増やしていったが、突然モーター付近から異音がしたためマシンをピットに止めた。概ねテスト項目は消化していたためテストはそこで終了した。

宮田監督へのインタビュー

Q:新しい神電 伍は神電 四と比べてどこが変わったのでしょうか?
A:ほとんどすべて変えました。バッテリー、モーター、インバーターのEVシステムとCFRPフレーム、CFRPスイングアーム、サスペンションまで。これからカウルのデザインも大きく変わります。変更した各部品すべてに新しい取り組みがあります。

Q:今日のテスト内容は?
A:各部品の基本的な機能確認です。それと開発ライダーの宮城光さんにも今年の車両に慣れていただくことが目的です。そしてそれらの確認は今回十分にできました。

Q:今年の意気込みを教えてください。
A:もちろん3連覇を目指しています。まだまだ多くの課題があり、開発・テストが続きますが6月8日のマン島レース決勝に向けてがんばります。みなさまの応援をよろしくお願いします。